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System4ごっこ・かがみのをしへ

L:かがみのおしへ = {

  大部品: かがみのおしへ RD:9 評価値:5
  -部品: 概要
  -部品: 名前表記の揺らぎ
  -部品: 意義
  -部品: 観察
  -部品: 検討
  -部品: 目印
  -部品: 仮説
  -部品: 検証
  -部品: 仮想

  部品: 概要
  「かがみのおしへ」とは、石上建材商店に継承されている伝承のひとつである。
  長く石材採掘に携わり、大規模工事などを行ってきた経験から得られた、様々な人々の考えをどうまとめ、騎士団組織を運営していくのかの知恵であると云われている。
  何時、誰が考えたものなのかは良く分かっておらず、長い年月を経てまとめられたとも考えられている。教えの中には、ごく一部の者に口伝として伝えられる部分があると噂されている。

  部品: 名前表記の揺らぎ
  名前と実体の関係は、約束事であり、一対一に必然性を持って結び付いているものではない。様々な名前で呼ばれても同一の内容を意味していたり、逆に、同じ名前であっても異なる内容を示す場合もある。
  そうした暗示を含んでいるためか、この伝承は様々な呼び名を持っている。
  「かがみ」は姿を写す「鏡」や、お手本の意の「鑑」などの字を当てることもある。また、「おしへ」は古い表記法で、現代仮名遣いでは「おしえ」となり、「教え」の字を当てることもある。
  石屋の知恵、沈黙の理などと呼ばれることもある。

  部品: 意義
  「かがみのおしへ」は、可視化、言語化の困難な情報、想い、意志などをどのように共有し、相互理解に繋げていくのかを目指す考え方である。
  石屋の知恵の蓄積と結晶であると同時に、岩石のように確かな物質存在とは対極にある、不確かさと相対する心構えであるともいえる。
  それは、人の想いであり、隠れた危険や真実であり、また未来の可能性でもある。そうした不確かさ、曖昧や確率について、仮説検証の途上にある素粒子論やリューン還元論のような物理学説や、他の藩国では実在である魔術について考えることを、この教えは、風を渡ると呼ぶことがある。

  部品: 観察
  何事もまず、事実の確認から始まる。そのためには、対象物や出来事をしっかりと観察し、情報を収集することが必要となる。また、そうした正確な情報を、日頃から蓄積していくことも大切である。
  石屋にとっては、石材がどのような色や形、性質を持ち、どこでどれだけ採掘出来るのか、どう扱うかの注意点といった知識は、商売を継続していくのに基本的で不可欠な情報であり、大変重要となる。
  学問に例えるなら、自然科学や博物学などがこれに当たるとも言える。

  部品: 検討
  観察によって得られた事実は、どんなに正確さを追究しても、主観的な偏りを完全に排除することは出来ない。
  そのため、他者との確認、共有、すり合わせによって、思い込みや間違いを正すことが必要になる。こうした情報共有の手段が言語であり、対話であり、討論である。
  この過程を経て客観的に確立された事実を、集団内で共有し、たくさんの人々がお互いの利害関係の調整を行う素地を形成することが、集団のモラル形成であるとも言える。

  部品: 目印
  確立された情報を記録し、伝達、また流布することで、集団の様々な価値観を共有していくためには、その基準となる物差しが必要になる。
  このために、記号、文字、数字、単位などが発明される。こうした目印を活用することで、更に高度な情報共有や、遠距離伝達、また次世代への継承が可能となる。
  一方で、目印はあくまでも目印であり、その本質と乖離することのないように、注意深く意味の理解を学ぶことが必須とされている。
  こうした技の伝承が、測量や採掘技術として蓄積され、或いは数学的理論や設計技術へと発展していく。

  部品: 仮説
  目印による検討が進むと、事実から直接情報収集を行うだけではなく、導き出した法則性を組み合わせることで、別の法則を仮定することが出来るようになる。
  このように、合理的ではあるが、仮定として提唱された段階の説を、仮説という。
  仮説が検証され、その確からしさが証明されれば、その説は新しい法則や理論として人々に受け入れられるようになる。
  経験則から導かれた法則の共有から、推論、仮説の検証によって新しい法則の確立へと拡大し、統一された理論体系を構築していくことが、学問であるともいえる。

  部品: 検証
  一方で、仮説の検証もまた、限られた経験則の範囲内で行われるため、既存の学問とは全て仮説の集積であると考えることも可能である。
  これまで観測されたことのない現象や結果が得られた場合には、提唱されてきた法則や理論を大きく見直す必要に迫られることもあると考えなくてはならない。
  こうした限界を踏まえながら、仮説検証の方法である実験の技術もまた、対象分野の拡大に則して発展させていく必要がある。
  科学的な検証実験に際しては、偶然によるばらつきに結果が左右されることのないよう、再現性についても充分配慮し、確認を行うことも重要である。

  部品: 仮想
  直接の観察が難しい事象を説明する場合や、統一的理論全体を総括する場合、仮説検証という技術は有効な方法論となる。
  こうした仮説を、いったんは確かなものと想定し、更に仮定を重ねて大規模な仮説を展開していくことを、仮想という。
  仮定に仮定を重ねた説ではあるが、その中から検証可能な観測を行い、少しずつ実験を繰り返して確からしさの確率を上げていくことで、仮説全体の実存性を証明していく理論構築の方法もある。
  また、このような仮想世界における模擬的な事象をシミュレーションと呼び、リアルへと繋がる更なる知識や情報を得て、問題解決へと役立てていく手法も存在する。
  それは、目では見えないものを見て、耳では聞こえないものを聞き、触れられないものの実在を感じる技であり、それによってリアルを救う術であるとも云える。このような示唆を暗示する名前として、沈黙の理の名称が使われることがある。

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