迷走航路

いやー、図らずも艦内モラルがお堅くなり過ぎちゃったというのもあるのだな。現在のうちの船では、色気とか物欲とかはとてもはしたない行動であるという常識になってるらしいのですね。

何しろ悲哀アイコンの人に内容聞いてみると、誰かにアイテム交換を提案されて拒否した、汚らわしいと思った、とかいうのがやたら多かったりするのですよ。しかも二年前とか言うしね。それくらいショッキングなことなのか。

いやあの、別にね、はるかがそういうお堅いキャラというよりも。単純に戦闘に明け暮れてて、会話のバリエーションが広げられなかったというだけのことなのですが。だってシババラなんだもん。

２２５３－１１－０９
ちとショックで呆然としてハンガーとかＤ１エレベータホールとか、意味もなくうろうろしてしまいましたよ。ちょ、ちょっと落ち着こう、水でも飲んで。

で、ちょうどふらふらのイイコちゃんが通りかかる。ねーちょっと聞いてよ、イイコちゃん。アイコンは上機嫌（大）なのに、アップの表情はちょっと眉がへの字である。

あら、お疲れなのね。愚痴も可哀想なので、顔色が悪い、と心配してみると、めまいがして、と返ってくる。そっか、ちゃんと休みを取ってね。

あらま、いいお顔。ん？　もしかしてはるか個人に対して、何か不機嫌な記憶があったのかしら。な、何かしたっけっか。パラメータ的には微増ですが、ご機嫌直ったのならいいのだが。

さて、都市船で時間潰して来よう。うーん、あまり時間が無いので、話しかけるのは一人だけかな。カオリがいいかな。

あ、ニックネームを呼んでくれない。なかなか話しかける機会がないので当然ではあるが、やっぱちょっと寂しいなあ。普通に会話して、一応遊びに誘おうかと思ったら、これからの予定を尋ねたところで。

かわされてしまいました。仲良くなってからもう一度、とか思うものの、都市船で会えるかどうかは結構確率の問題だからなあ。しょうがないので食材をお買い物して、すごすごと艦へと戻る。

２２５３－１１－１０
ルナ、出港。ブリーフィングでは艦長より、パヴォニスへの工作員派遣が提案される。まあこれだけ虐殺の嵐が吹き荒れていたら、何らかの政治的工作をしたいところなのだが。それにしても、会議のメンバーは全くの無関心である。採決としては賛成するんだけどね。

さて、どうしようかな。敵艦の様子はどうですかね。火星ＭＡＰを確認すると、略奪艦隊はエリダニアからシレーンへ移動中。そうかパヴォニスはその進行方向と言えばそうなんだな。で、微妙に赤点がひとつ接近中のような気がするのよ。来るのかな。

ハンガーへと戻って来て、タキガワのローディングを確認しておこうかと思ったらば。む、やはり来ましたか、第一種アラートですよ。

０５：２１　第５異星人、討伐艦隊
おお、久しぶりに水測がいい仕事をして下さったようで。敵艦隊はトポロジーレーダーの外側、遙か浮上方向より接近中である。あれ、敵艦４隻しかいないな、しかも中型艦１隻で残りは小型艦ばっかり、リベンジ組なのね。撃沈を目標にし始めると、どうもこちらが弱い者いじめしてるっていうのがなあ。

タキガワが勢いよく浮上していくので、希望号もぴったりと編隊飛行で追随する。さらに急浮上で機動、深度を確保し、タキガワ機は長距離魚雷発射、教科書通りね。なるほど、この弾幕に紛れて敵艦隊に接近すればいいのだな、よっしゃ。

希望号も急浮上、増速方向の敵艦を追う魚雷の後に続くのだが、ありゃ、タッキーの魚雷外れてるしー。そんでタキガワ機はさらに浮上、しっかり敵艦隊からの距離を確保してるところが、何だかなー。
希望号はさらに加速して速度方向を押さえ、旋回から剣鈴、中型艦撃破。

で、ちまっとし過ぎの赤い三角を開くべく、希望号はさらに増速してからシールドオフで急ブレーキ、上手い具合にタキガワ機からの魚雷と挟み撃ち体勢に成功。ふむ、ややはぐれた１隻を墜とせば、残りはタキガワ機の弾幕で大丈夫かな。

希望号、通常潜航から小型艦撃破。残り２隻はタキガワ機が追いかけ回しては魚雷をばらまき、無事撃破。しかしタッキー、長距離撃ち尽くして携帯魚雷まで使ってるし。この分では、やはり水雷在庫が厳しい気がするぞー。

０７：３９、帰還。戻ってくるなり、エノラに話しかけられる。

ほう、知恵者が恋、って相手は誰だ？　

帰還するなり訓練三昧の真面目なタキガワ。ステータスを確認してみると撃墜数２５９。一度は諦めたんですが、この分だとタキガワも絢爛舞踏が取れそうだな。でもねえ、士気が６２％でしかもじわじわ下がってるのよね。こーれが難しいのよー。んでこのステータスの画面を見るたびに思うんだけど、普段も是非ゴーグルを取って素顔を普段も拝ませてくれないかしら。

あら、メイが遊びに来てると思ったら、イカちゃんに政治状況聞いてるわ。よしよし、是非とも皆さんの政治的関心を喚起して下さいよ。

爽快アイコンで戻っていこうとするメイを引き留め、はるかも政治状況を聞いてみる。

あ、な、何かちょっと、さすがにこれを聞いて微笑む、とかの反応はしづらいわ。礼を言う、を選んでみると友情＋６で性愛＋１、ささやかな反応だなあ。もしかしてご機嫌そこねちゃったかしらね。

タキガワがはるかに向かって真っ直ぐ歩いてきたと思ったらば。

ちょっと待てタキガワ、君はこの間の発言は何だったのだ？　色っぽい意味が無ければいいのか？　それとも自分で誘うのはいいというのか。いやまあ、この場合でも誘うのは、はるかなのかしら。そしてヤガミが艦橋で倒れてるし。

それでも食後には、タキガワの嫌悪は－１０、１８６。まあいいか、と思いつつ席を立とうとすると、タキガワは席についたまま、食後に何か飲んでますよ。うまい、とか言ってるところを見ると、コーヒーらしい。

こんな行動は始めて見ちゃったわー。そして立ち上がるなり走ってハンガーへと戻っていくホントに真面目なタキガワ。うーん、あんまり構い過ぎると、またご機嫌斜めになっちゃうかしら。しかしハンガーへ戻ってきたところで、ちと上機嫌コマンドでよいしょしてみると。

ほほう、上機嫌の内容を直接確認出来るタイミングってのも、意外と少ないのよね。しかも嫌悪－１６、１７１。
さて今後のタキガワはどうしようかしら。命をかけて口説き落として、その後もう一度ヤガミに乗り換えるっていうのも、えー、それこそ絢爛、っていうような気がしなくもなかったり、ええと…。