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2010年10月28日 (木)

りある

 

だがお伽噺がどれ程美しくても
 
その剣では戦えない敵が
 
確かに存在するのだ

 

皆がめでたしめでたしを選択し
 
ファンタジーをもって物語は終了する
 
でも、その影で犠牲となったもの達は
 
結局お涙頂戴の小道具のままだ
 
悲劇は、確かにあったのに
 
それがどうして起こったのか
 
どうしたら止められた筈だったのか
 
そんな泥沼の戦いへ
 
自らを投げ込むことが出来ないのなら
 
流された涙を見ることすら出来ない

 

世界の属性が
 
ファンタジーに傾き過ぎた
 
第五世界の可能性が
 
他の世界へと伝達されたら
 
何が起こるだろう
 
間違った現実を覆すために
 
美しい夢を呼ぶのはいい
 
だが夢の力は
 
正しい現実をも打ち砕く力でしかない
 
ある世界では良い結果でも
 
他のパラメータを持つ世界で同じように
 
それがいいことなのかどうか
 
本当のハッピーエンドを掴み取るために
 
必要なのは
 
よきゆめに酔うことではない
 
夢より立ち上がり
 
時に背を向けてでも
 
あしきゆめと対峙し
 
その境界を割って夢の剣を抜く
 
目覚めたるものの勇気だ

 

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