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2011年5月21日 (土)

琴線

 

波の悪魔の歌う声を
 
私は知っていると思う
 
あの声に恋をして
 
私は謡うたいの道を歩き続けてきた

 

周波数のきれいに揃った音が
 
共振する時
 
干渉によって
 
新しい周波数の音が発生する現象
 
天使の声とも呼ばれている
 
滅多に起きる現象ではないけど
 
発声からよく訓練された合唱では
 
稀に聞くことが出来る
 
教会音楽とは
 
もしかしたら
 
あの声を聴く為に発達したのではと
 
ふと思う時がある

 

小さな小さな
 
優しい声だ
 
気が付かない人間の方が多いだろう
 
人々の歌う頭上の何処か
 
まるで翼が羽ばたくように
 
空を漂い彷徨っている
 
私の耳ですら捉えられないその時にも
 
きっと音達は
 
そうして共鳴りして生まれては
 
また空へと帰っていくのだろう

 

縁の糸の名を持つ娘よ
 
目を覚ませ
 
その名の紡ぐ絃の片端は
 
私が握っていてあげる
 
形の無い筈の魂が震えることを
 
どうして人は
 
「響く」と感じるのだろう
 
世界は響きに満ちている
 
その響きの揺り動かす間には
 
魂は凍りつくことすら出来はしない
 
それでもお前が
 
縁を欲しいと思う限り
 
耳を塞ぐな
 
それがどんなに苦しいことでも
 
魂を澄ませて
 
天使の囁く言葉を受け取るがいい

 

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