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2011年6月10日 (金)

慈悲

それでも私は
彼女を覚えている

彼女がどれほど国を
そして世界を愛し
それによって皆が
救われたのだということを

それは確かに
悲しい想い出だ
覆すことが出来るのならと
そう思う

だが
永訣の朝は
必ず訪れる
全ての戦いが終わり
全ての剣の置かれる日が
いつか来るのだとしても
それでも
別れの時は訪れる
シオネ・アラダが
何故代替りするのか
至高のアラダに
何故それが「可能」なのか

私は
強さが欲しかった
悲しみが
怒りや憎しみや
そういう責任転嫁に堕ちることなく
どこまでもどこまでも
ただ悲しみでいられる強さが
自分の痛みを紛らわせるために
悲しみを汚すのではなく
ただ悲しみが悲しみで在り続ける
そのための強さが

慈悲の心とは
悲しみをさえ慈しむ心
私はそう願っている

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