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2011年12月25日 (日)

歴史

ますかれーどの最初を描いた時
その後の物語の展開は
全く想定が無かった
私が考えていたのは
はるかちゃんを仮装させることぐらいで
はるかとヤガミとを
絢爛世界とは別の場所に配したら
何が起こるのか
その程度の構図しか考えていなかった
満天星国を舞台に選んだのは
バトメの連中と絡んだら面白いかとか
やはりその程度のことで
だから私には
何故あの物語を釣り上げることが出来たのか
今もってよく分からない
物語が
自ら立ち上がったとでも、言うしか

原因のひとつは
満天星国の歴史が
「偽物」ではないからだと思っていた
アイドレスの各藩国に
蓄積されたデータの厚みは
そんじょそこらのストーリー設定とは
比べ物にならない
プレイヤー諸氏が
それを認識しているいないに関わらず
ちょっと情報を引き上げれば
どの国でも
ごっそりネタが釣れるだろう
でもそれらは所詮
よく出来た書き割りに過ぎない
その背景を生かす
登場人物が
存在しなくては

でもそれは
たぶん
現実世界でも同じことなのだ
普通の生活を送っていく中で
知らなくてもいい自国の歴史は
たくさん在る
日本のように
異文化との接触が少ない生活圏では
特にその傾向は顕著になるだろう
テレビの中の異国は
物語の書き割りより実在感が無い
例えばそれは
100年より前の自分の国でも
同じようなことだ

だけど
その国を
その時代を
その眼で見て聞いて感じた人が
何かを語る時
そこに在る想いが
口を開く時
世界は
現実よりもさらにリアルに
立ち上がるんじゃないかと思う

ヒトにとって
本当の意味でリアルと呼べるのは
自分の肉体で受容した情報だけだ
だがそれすらも
五感と脳の仮想との間には
完全な伝達が成立しているとは言い難い
自分の五感から組み立てた物語と
他者が騙る物語の間には
実は本質的な違いは
存在しないんじゃないかと思う
ヒトは
物語の中で生きている
空間的時間的な物語の拡がりを
どの程度認識出来るのかは
感覚の訓練に依存している
だったら

物語の「騙り手」としての
そのインパクトは
キャラクターの実在感とは
何をもって
成立しているんだろう

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