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2012年2月11日 (土)

すてぃぐま

のぞみを
ロスト
だから

裏付けを持たない
正義や
勇気を
私は信じない
結局それは
大義という名の
張りぼての暴走に
簡単に陥ることになる
自分達の手で
造りだした筈の総統を
敵の回し者だなどという
何処までも
自分が加害者になることの出来ない卑怯と
同じ類のものだ

心に
傷跡を持つことは
とても苦しいことだ
でも
その苦しみこそが
どんな苦境にも
最後の最後の最後まで
自分を見捨てることなく
付きまとい続ける
伴走者でもある
自分で
自分につけた傷跡が
勇気を生み出す時
その勇気は
空虚に暴走することがない
立ち止まることも
道を逸れることも許さない
究極の導きの星
だから

死すべき定めの
人の子の運命に
我が子を堕とすことが出来るのだろうと
私は思っていた
その傷跡が
いつか
その子を守ることになるのかと

でも
他者に刻まれた傷跡は
難しい
その同じ剣をもって
正反対の戦いをしようとする
復讐者とは
同じ痛みを知るものだけが
戦うことが出来るのかもしれない
やられたからやり返す
それを選ばなかったのは
やり返したら
彼奴らと同列になってしまうという
その嫌悪感だけのことだ
一緒くたに
なりたくない
美学とは
そんなようなものかな

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