黒の車
黄が
機械好きと聞いて
ちょっと
何かが引っ掛かっていた
確かに
破壊者としての黄ではなく
危険でありながら
恵みももたらす神としての黄でもなく
制御された爆発というシステムが登場して
初めて
人と黄とは
本当の意味で手を取り合うことが
出来るようになったのだとは思う
でもそれは
人類の歴史の中では
ほんのつい最近のことだ
もっと原始的な
道具としての機械は
人や動物達のちからで
動き続けてきた筈だ
それは捕捉してたんだけど
そうか
ずっと
回り続けていたのか
食の魔術のすぐ傍らで
水や風のちからを借り
その重さに逆らって
何処にも行かない車輪が
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