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2012年9月12日 (水)

 

子供達よ
よくお聴き


どんな時も
己の眼で世界を見て
風の歌に耳を澄ませ
自らの魂で考え
人々の手を取り
未来へと歩むことを目指して


でも
王たる者だけは
独りで歩まなければならない
コンダクターであるというのは
そういうことだ
どんなに真摯に
他者の声に耳を傾けようとも
最後の選択の責を負い
ひとつの道を
選び取るということは


子供達よ
温かな手を握り締めながら
歓喜の歌に酔うその時にも
己の王であることを
手放してはならない
全にして個
個にして全
己の足で
荒野に立つ
その魂の炎を忘れてはならない


故に魔女は
何時如何なる時にも
荒野にいる
お前達が
闇の道を歩む
その時には
私の歌が囁くだろう
指揮者たるために
沈黙したその歌が
お前達の耳に

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