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2012年11月 7日 (水)

冬立つ日

粒だけど波、波だけど粒。

このなぞなぞは、周期性を持ちながら何処へも行かない車輪、スピンの概念をもって突破される。

第二と第三の特質は、ある側面においてはグランドウォールを間に挟んで大きく異なっているけれども、ある側面から切り直せば、第二が第三をほぼ内包することになるだろう。その場合に問題となるのは、第二と第三を繋ぐからくりから外れてしまった性質に依存する存在だ。

第五世界は、第四に抵抗するためにクローン技術という繁殖方法を導入した。それ単独では第五の特質を乱すことなく合致しているけれども、第五を内包する第三そのものが異なる物理域に傾いた時、非常にやっかいな問題が発生する。その世界を主導するべき形質を持つ人類が、生存の可能性を狭められることになってしまうからだ。

同じ問題は、食の魔術で血族の魔術を越えようとした式神世界でも発生するだろう。弱肉強食は第六的には辛うじて通っても、アンバランスであることに変わりはない。そして恐らく、第七世界においても。将来をシミュレートした場合には、大きな障害として立ちはだかることになるのでは。

だから。数多広がる第六のバリエーションの中から、第七と未来を目指して手を取り合える道を選び取るのなら。

ごめんね。こんな選択が、本当に貴女の幸福に繋がるのかどうか、私には分からない。でも、こんなからくりなんかなくたって、それなり沢山の人々が、色んな理由で貴女のことを気にかけながらここまで来た、それは私がよく知っている。だからきっと、小難しい理由なんかいらないね。ただ、貴女の幸福を願って。

その震える手に、クッキーを。

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