緑の時計
ちょうど紅葉が始まったところ、緑から赤へのグラデーションが空に映えて、とても綺麗。なるほど、蝶がいる。ご夫妻共に奉られているから、二つの紋を持っているということかな。
猫と同じように、蝶もまた、夢と現、生と死を飛び越える力を持つ存在だ。ガンオケの青でも飛んでたな、青い蝶が。
確かに彼女は、向こう側の世界を覗き見て、そして帰ってくるキャラクターだ。最低接触戦争のその前夜に、一体何が起こっていたのか、双方からの視点で正確に補足した真実の姿を認識することが可能な、ごく一握りの内の人物でもある。その認識こそが、世界と世界とを繋ぐ筈だ。
世界の狭間から見た認識を持つ人物は、他にもいる。無名世界におけるメディアミックスは、世界の境界を跨ぐことにもなるだろう。その現象そのものを演出に持ち込もうというのは、一般的な作品の設定ではかなり難しい、無名世界ならではのテイストになるかな。
S.TAGAMIは、TVゲームの絢爛の段階では、音声による会話が出来ない。でも、ドラマCDなら、その声を聴くことが出来る、第七を経由しているから。マイトとイイコがすれ違い続けるのは、入口と出口がほぼ同じという特殊なゲート移動をしている弊害のようなものだ。第二と第七との干渉があれば、こちらも違うゲートを通って合流することが出来るようになるんだろう。そして、第七の接近は第一とも同様に見なせる筈。
ゲームの絢爛に辿りつくよりも前の、マイトの時計は、二十日大根。ラディシュなら赤いかな。植物は、内部伝達物質の蓄積によって時間を計り、そのコントロールは重力と密接に関係している。これもまた、ひとつの時計。
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