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2012年12月27日 (木)

そーらー

FITを導入して設備普及を国家全体で支え、再生可能エネルギーの普及を推進する、プランとしてはよく分かる。でもそれは、戦術レベルの対処なのかもしれない。価格というひとつ切りのパラメータで勝負されたら、現状日本の製造業は海外勢に太刀打ち出来ない、これは事実だろう。10年20年のスパンで高い買取価格に耐えて設備を突貫工事で大量導入したとして、その時、日本の製造業が生き残っていなかったら。結局エネルギー政策という首根っこを、他国に握られている状況には変わりないというオチかね。その上、中国製品の破格の安さは、結局は、長く使い続ける製品という視点、長く続けられる製造システムを全く無視したからくりによってなりたってる。耐久性も安全性も度外視なのは、中国国内の状況を見ていれば推して知るべしというところ。せっかく導入したシステムがばたばたと壊れていく国家エネルギーインフラ、SFショートショートのネタになりそうな、ホラーだ。

こうしてみると、いくつもの事故は、恐るべきタイミングで、しかし起きるべくして起きている。急速な近代化という、文明格差を落ちる滝のような国の改造手術に、何度も耐えた、日本てやっぱりジェットコースターみたいな変な国である訳だが。この次の急カーブを曲がれるのかどうか。アボリジニの知恵は、母なる緑の森を守るために、ウラン採掘権の莫大な貨幣価値を放棄した。過去と現在を守りながら、それでも未来を取る、そういう選択が、日本という国に出来るかな。

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