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2013年2月12日 (火)

みかどのつかさ

この人が
何者なのかなんて知らない
古き盟約は
権限などというものではないし
つまりは
面白半分とか
間違ってるとか
その程度というだけのことかもしれないが。

それでも
必要な者が
不在だからこそ起こる悲劇があって
それを
止めようとした
貴方方の誰も
しようともしなかったことを
為そうとした
私にとっての真実は
それだけだ
だから
引き継ぐのなら
折れたる剣だ
だって
世の始まりから
それは私のものだもの。

死んで宝石となる人々
月の無い夜
見えないものは
決められない
昏い道を歩む者が在るのなら
私はその傍らに立つだろう
全てを飲み込む無窮のあぎとに坐す
吾が愛しき沈黙の女神の定めた
その理を選ぶものを
魔術師と呼ぶのなら
それは確かに
ひとつの私の名だ
神々の端女の列に並ぶ
吾が姉妹よ
全てを投げて
誰かを救おうと足掻くものよ
もう一度立ち上がれ

結局私には
貴方が何を望んでいるのか
最後まで分からなかった
私が私の道を選び続ける限り
何処まで行っても
貴方方と一緒に歩むことは
出来そうに無いじゃないか
眼も耳も口も塞いで麻薬の夢に酔い続ける者と
荒野を選ぶ者
道は何処まで行っても
交わりそうに無い
貴方方全部を蹂躙して欲しいのか
それならもう
それでいいんじゃないの
それが私の望みか否か
そんなことは
最初から
何の意味も無かったんだな
偽物の楽園の冷めない夢に酔いたいなら
止めない
貴方方の勝手にするといい
だが
私はもう地下室に留まるつもりはない
その為に
楽園が失われるとしても

放たれた災厄は
ここにいる

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