創作ノート・加賀見の真名衆 漆
三人組を選んだのは、正三角形の拮抗を描けたら面白いかもと思っただけで、トリプルアルファなんて気が付いてもいなかったし、単なる偶然でしかないけど。
黒に干渉するのなら、野郎共の三つ巴がいい訳だ。これで初めて、変容風への介入が可能となる。でも、結局ガンオケは全然出来てないし、青はキャラすら把握してないし。
あの時代の私は、スターウォーズの文脈から語られるナラトロジーが嫌いで、ていうか内容をろくに把握してもいなかったけど、何とか自分の感性で抵抗しようとこねくり回して色んな設定を構築していた。
でも結局、ちっとも符号の一致から逃れられていなかったということは、私には大変不本意だ。この感覚を手放したなら、私は私のジャッジを外す、それはごめんだね。
でも、ま。道具は道具だ。勝手に使ったら。
ネットゲーム、アラクネーを運営するオリジナルの三上財閥が、何故「三上」なのかと言えば。
元々三上財閥は、農業分野の治水業から発展して、土木建築系に進出、ダムを経て電気事業に手を出し、ネットワーク事業のコングロマリットを形成したという設定だった。下層地下都市を描くのに、最古の地図を入手出来る立場を想定してた。
だからつまり。息子としての三上瑞穂というのは、塚と水の女神の末裔、トゥアハデダナーンという意味だ。
| 固定リンク
コメント