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2013年6月10日 (月)

赤と青

宝石のカッティング程に
精密な魔方陣も
なかなか無いと思うんだが

あの性格の人間が
いくら子供の頃とは言っても
許嫁うんぬんで
簡単に諦めるとも思えない
ていうか
諦めて無かった訳だが

諦めて無かった人間は
もう一人いる
ある程度なら
クローニングが存在している筈の
世界線と時代
海軍魔女に乗り込んだのは
技術が欲しかったからじゃないのか
わざわざ
そんなことをしなくてはならない程の
高度なゲノム操作が必要なのは
単純なタブーとか
そんなレベルではない
本物の
物理的禁忌が存在したということだろう

他とは逆に
式神世界では
母が語られ
父が語られていない
無名世界で
物理的に齟齬が無ければ
養子が実子に化けてしまうことも
それほどの不思議じゃないのに
にも関わらず
それが起きないということは
現象を阻む
必然的な理由があるということ

寵姫として与えられながら
手を付けない

青い髪の兄に恋する妹

それぞれの本当の気持ちは
皆別々に在るのだろうと思う
とはいえ
竜を造りたいもの達なら
ま、モラルは二の次だろうな
ではその全ての構図には
濃縮による能力の発現が潜んでいるんじゃないのか
暴走を避けるために
分かたれた血が
ひとつになるその時

…何処かで見たような構図だ
でも
なぞなぞの答えを考えたなら

ただの物語であるのなら
想像の余地を残してもいい
私もそうやって
空白を埋めながら
自分の物語を作り始めた
だが
そこに論理スイッチが仕組まれているのなら
弛みは許されない
削って隠すことは
もちろん出来るけど
語られてないから
勝手に想像していいって
それは無いなあ
だけど
隠されている間に
交通整理をして
また戻って来るのなら
それは良くあるギミックかな
つまりは
冥界廻りとは
そのような物語

多少の不整合があっても
自分好みの小さな閉じた世界でいいと諦めるのが
パロディなら
与えられたストーリーに否と叫び
本歌を食い破って世界を覆すのは
畸形の物語だね
それでも
方法は在る
長い時間はかかったけど
私は真名を
鎧と、言った筈だ
それは何処かの世界では
形を得て顕現するだろう

国により
時代により
世界により
姿を変えようとも
意味するところは皆同じ
約定の封印
それはひとつの
城の形じゃないのか

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