« 風を渡る者 | トップページ | ひむがし »

2013年6月14日 (金)

挿し木

メリクロンみたいな
量産型のいわゆるクローンが
技術的に可能なのに
兄弟姉妹という考え方も
認知という制度も残っている
キャラクター達の列伝は
これでもかというみたいに多様だし
これをいちいち個別デザインなんてするよりも
既存のバリエーションを流用した方が楽だろう
ま、遺伝子的な個体差なんて
ほんの微々たる違いでしかないそうだが

ということは
親世代の遺伝的形質は
ある程度残されているということかな
では
錬金術的な単為生殖の処置をしながら
同じ遺伝子を
何度もループしているというところか
それはつまり
海軍魔女の習慣ということだろう
でもそれでは
数合わせは出来ても
クロスによって起こる確率の多様性に比べたら
形質の硬直化は避けられない
伝染性疾患に対する抵抗力の低下とか

彼がどうして
母親から虐待を受けていたのか
その詳細は語られていない
男の子ということは
子供を置いて
父親がいなくなったのかとか
そんな推測が出来るだけ
確と語られた言葉は
何も無い
みんな状況証拠だけだ
だけど
それでも
そこには動かし難い哀しみが沈んでいる

書割の設定なんて
どうでもいいかとも思うんだ
だけど
第五世界という運命
その血と
呼び続けられる名前と
第四の接近による
文字と形の運命
それらは事実として
物語の背後にそびえていて
でも
本当は
それは親が子を守るためにこそ
伝えられていくものだろう
だから
もしも
彼を守るちからとなるのなら

日の本の国における鉄砲の歴史の黎明期
四天王とまで讃えられながら
一代限りで没落の憂き目にあうのに
何百年も
その血脈を繋いで
再びの革命の時代に
また立ち上がる
木瓜紋を持つ
浮世絵の荒武者は

芝村の血を引いてるんじゃないのか

|

« 風を渡る者 | トップページ | ひむがし »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/143486/57591750

この記事へのトラックバック一覧です: 挿し木:

« 風を渡る者 | トップページ | ひむがし »