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2015年4月24日 (金)

ほとけはつねにいませども

仇討ちと掛けて
小夜の中山と解く
その心は

よくぞここまで生き延びた
じゃ、ないのかな

戦国という世の中が
どんな世界であったのか
私は知らない
追い剥ぎも
仇討ちも
本当なのかもしれない
でも、逆に
その手応えだけでは
語られない物語がある

この険しい峠越えをもう一度することになろうとは、あの日には少しも思わなかった、こんな年まではるばると生き延びてしまった、長の年月であったことよ

ではその戦国に
親を無くした子が
生き延びるとは
どんなことだろう
研師であったなら
腕っぷしは疑問で
しかも
腕一本でその世を渡るような
猛者が相手
語られた内容に
嘘がなかったとしても
次に必要なのは
義によって助太刀致す、だな
そうして
生き延びた
腕を誇って
取り立てられたのではない
忠義、というところが
このお話のポイントだろう
しかも
その刀を
切に所望とは
戦国を生き延びた加護を
頼ってのことじゃないのか
だからこそ
その刀は
領民を救うために
手放される

もうきのふぼく
うどんげのはな
どれほどまれなる
とおいひのことであろうとも
みほとけのじひは
いつかかならず
あらわされると

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