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2015年7月 1日 (水)

たいむぱらどくす

ある巨大な悲劇を
阻止しようとして

時間遡航によって
事件の預言を
過去へと託した場合
一番小さな波は
最初のささいな発端を蹴飛ばして
事件の巨大化を切り崩し
全てを無かったことにしてしまうメソッド
だから
何故と理由を明らかにすることは
とても大切なことだ

でも
何もかも無かったことにしてしまったなら
それを過去へと託した場合
世界線は分割されることになるだろう
猫は生きているのか
死んでいるのかの二択しかない
それでは
本当の意味で猫を救うことにはならない

だから
新しいメソッドを

悲劇は
起こる
そこまでは
世界の事象を
何ひとつ変えてはならない
ただ
預言だけを
もっとも小さな
囁きを託す
そうして
悲劇の結果だけを
描き換える
悲劇は
起こるけれども
乗り越えられる
そういう、魔術
大筋を
崩してはならない
だから囁きに
確たるかたちは無い
ないしょないしょの最小限の情報で
最大限の波を起こす
大どんでん返し

「こんなこともあろうかと」

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