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2019年1月15日 (火)

はるもにあ

ウルク
最も古き
物語の都
清らかなる、若き女神の
神殿の坐すところ
 
日乾し煉瓦は
破損しやすい
では
ラピスラズリに刻むのなら
その碑文は
 
文字として刻まれた物語は
確かに
時を越える
それは開く度に甦る
物語の息吹
 
だが
文字より前には
口伝があった筈
文字から
本当の意味までを
再建出来るのかは
難しいところ
 
死したるものに刻まれる
ダガーの印
それが
星印になれるのか
 
語りや歌というと
普通は
メロディラインのような
横の繋がりを云うのだろう
でも
私の耳は
 
音の結晶を聴く
和音と
共鳴
その響き
剃刀みたいな
大雑把な隙間など有り得ない
寸分違わぬ精密なる構築物
音の宮殿の楼閣を
うねりの波から
天使の声の立ち昇る
その刹那を
 

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