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創作ノート

 

アイドレスが始まるよりも前から
「バナナ」というキーワードを指摘してくれた友人に
感謝を。

 

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*タイトル 「Let's Over the Rainbow

テンダイス ストライクボーナス(1) 地の底の母
2006/11/19 11:12
http://blog.tendice.jp/200611/article_6.html

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>ω:pass:Let's over the rainbow

より借用

「over」
研究社 新英和大辞典 第5版
動詞用法の記載あり

1.越す、越える、飛び越す
2.~から回復する(方言)

古英語が方言等に残存しているケース?

語源的に「f」「b」「u」と「v」のアルファベット変換によって、複数の語源を持つ語がたまたま同一の形になったとの説あり。

数多くの意味を持つ多義語として、言語認知、人工知能などの研究分野では重要キーワードのひとつ。試金石として扱われる。

 

*「26万7000t」

絢爛舞踏祭 書庫
サイエンスダイバー ボロ輸送システム

ボロとは低軌道と高軌道を回転する数千kmに及ぶ棒である。弾道飛行するジェット機は、ほぼ真空の中でくるくる回ってボロの端に接触、ペイロードを渡す。反対に宇宙側では同重量の質量物(帰りの貨物)をボロの端にわたす。

この重力井戸を利用する輸送システムによって、1機10万t、3機のボロで年間30万tにおける物資が、比較的安価に輸送され始めた。それでも、わずか年30万tである。大型タンカー数隻分の輸送能力しかない。

 
ボロ・ステーションのペイロードが比較的近い数字。
ジェット機の輸送量から算出する場合、本来ポンド単位と推定。

標準ポンドに換算
267000 × 1000 × 2.2046 (lb)

3機、365日で割り切れる。少なくともポンド単位、年間量か。

→ サーガ記載の「26万4000」も同じ計算で割り切れる。

 

*バナナ

バナナ【banana・甘蕉】
バショウ科の多年草。雌雄異花だが、ふつう単為結果し、種子を作らない。
(後略)

広辞苑 第五版 (C)1998,2004  株式会社岩波書店

18世紀 博物学者リンネの時代につけられた最初の学名のひとつは
Musa sapientum(知恵、賢明な、賢者)

現在栽培されているバナナのほとんどは、二倍体、もしくは三倍体で、交配が起こりにくく、非常に近い遺伝子を持つ。クローン体と同じ。

にばい‐たい【二倍体】
〔生〕(diploid)基本数の2倍の染色体をもつ細胞・個体。

広辞苑 第五版 (C)1998,2004  株式会社岩波書店

→ 無名世界的には、第5世界におけるクローン人類の比喩表現であると推定。

「白いオーケストラ」の石田咲良ちゃんの症状から、第5世界クローン人類が、マイクロマシンの登場によって絢爛世界まで子孫を残すことが出来たとしても、一度変異させられた遺伝子は、後々まで問題を残すことになるのではないかと考え、エピソードに流用。

「芭蕉のごとく」 仏教用語

バナナは本来樹木ではなく、幹に見える部分はむいても芯がない 
→ 仏典では事物の実体が無い、唯識論的「空」の例えとして用いられる。

 

*ナスカの地上絵は、何の目的で、どうやって作られたのか

現在、歌と踊りの祭事場跡であるとの説が有力。
決められた図形の上を楽器を演奏しながら踊り歩き、地を踏み締めたその痕跡が残った。
各部族ごとに場所が定められて毎年繰り返され、互いに競ったため、次第に巨大化、複雑化したと考えられている。
現代に置き換えると「歌合戦」あたり。

民俗学的には、「盆踊り」と同じモチーフ。

→ 無名世界観的には、石舞台と類似。

 

*課題解釈

ボロ・ステーションの存在する時代、クローン人類(の子孫)のエピソードを、歌、踊りのモチーフを使って物語を書く、と設定。

 

*テーマの展開

「地の底の母」から、円、音楽などのモチーフが揃うという表現と、ゲートが開くこととの関連性が読み取れる。
→ 物語の中でゲートが開いた、と設定して、ネコリス登場へ。

ナスカの地上絵は、祭事を天の神に見せ、大地の神に地を踏んで伝えることで、豊饒を願うものだったと考えられている。天と地、豊饒のモチーフは、雷と樹の神話との関連が指摘されている。

ネイティブアメリカン サンダーバード
→ 無名世界観では「ホピ」の名称も登場

アイヌ ハルニレと雷神
→ 第5世界、小神族はアイヌ民俗の衣装

菅原道真と桑など。「くわばらくわばら」
樹木のエピソードが思いつかなかったので、同じく菅原道真、道明寺天満宮の菜の花供養を参考。
バナナと「黄色」つながり。

 

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海法氏への質問

「海法氏を笑わせる」という点については手におえないと判断して諦めてしまいましたので、作品として面白くなかったと言われればそれまでですし、選考結果そのものに不満はありません。

ですが、課題を頂いて創作を行う場合、形式が物語で何であれ、その課題の意味や背景など様々な視点を考慮し、その原型をどんな切り口で翻案するのかを問う、というのが一般的であると考えます。
今回海法氏の解説では、そういった翻案は考慮されていないようですが、無名世界ではこの手の方法論を推奨しない、ということなのでしょうか。

以前芝村氏の発言の中にも、神話の原型を用いた物語論の視点が無名世界のストーリーに採用されている、という趣旨の発言があったかと記憶していたので、今回のような手法を選びました。函ゲームの、ユニバース定義という切り口による意味の置き換えも同じ系統の手法であると理解しています。
そもそもそういった課題解釈の方向性そのものが、全く的外れであったという判定なのでしょうか。

えるむ
(PL あぎ志紀也)

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コメント

こんばんは。
とりあえず内容が長くなりそうなので、もしよろしければ、お時間のある時に、メッセで、声をかけていただければと思います。

kaihoXamecomi.com
になります。

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