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i言語ごっこ・その11

”進歩は必然ではない。われわれはそれを求めて闘っているのだ。”

 

「史的システムとしての資本主義」 P.149より引用
I・ウォーラーステイン 岩波書店

 

ICG =満天星国におけるブランド管理意識の浸透を推進する

 

#アプローチ
#企業イメージ、特許、著作権、アイデアなど、無形資本に対する価値を認識するということは、現実世界においてもなかなかの難問だと思う。だが、アイドレスこそが、この課題と戦うべき主戦場である、とも言えるかもしれない。
#アイディアは個の権利と財産として守られなくてはならない。そして同時に、ある程度の期間をもって、パブリックに還元されるべきものだとも思う。アイディアの源泉はパブリックに他ならないから。
#この泉を枯らすことなく若水を汲み上げつつ守り育てる、その当たり前の秘儀を目指して。

 

f(1):セプテントリオンによって行われた巨大資本投入という経済戦争の手法は、わんわん帝國に深刻な打撃を与えている
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 側面:わんわん帝國には、経済戦争に対する防御策の必要性が存在する
 側面:わんわん帝國では、経済戦争に対する防御策の必要性が広く藩国民の間でも認識されている

f(2):わんわん帝國にはにゃんにゃん共和国という金融思想の異なる経済エリアが隣接して存在する
={
 側面:流動の激しい巨大資本が市場に投入される可能性が常に存在する
 側面:投入される巨大資本は、わんわん帝國とは異なる経済思想によって運営されている可能性がある
 側面:わんわん帝國と藩国内の現状のみを想定した法制定では、状況に対処しきれない可能性がある

f(3):満天星国には、経済専門家が存在する
={
 側面:経済専門家は藩国内外経済物流の専門知識を持っている
 側面:経済専門家は直接の経済活動を行うだけでなく、経済物流の専門知識を生かして、産業企画のアドバイスを行うことが可能である
 側面:経済専門家が産業企画のアドバイスを行う際には、藩国内外の経済物流の状況を判断することが出来る
 側面:経済専門家は金融システムの脆弱性など現在の状況を踏まえ、藩国の経済を経済戦争から防御する活動を行うことが出来る

f(4):経済物流の流動に対する防御策としては、ブランドイメージの構築による市場内での差別化が考えられる
 =側面:法整備によらない自衛的経済物流の防御策として、経済専門家はブランド情報の管理、宣伝、保護などによる商品の差別化を提案出来る

f(5):わんわん帝國における商品開発は、にゃんにゃん共和国に比べてブランドアピールが弱い傾向がある
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 側面:わんわん帝國の商品が共和国製の商品と同じ市場で競争するには、各商品のブランド管理が不可欠になる
 側面:わんわん帝國の商品開発は、競争原理よりも全体利益を重んじる帝國の気質を反映し、商品個々のブランドや特徴、状況に応じては欠陥情報管理などを広く公平に管理することが求められる

f(6):満天星国は農業国ではあるが、同時に農業、WD産業、観光業など第一次から第三次までの産業構造のバランスが取れた藩国である
 =側面:満天星国における商品開発は、商品種別に関わらず広く商品全体を対象としたブランド管理を行う必要がある

f(7):満天星国の各産業は、現状のNW全体、わんわん帝國、また藩国内の社会情勢によってそれぞれ懸念される問題を抱えている
 =側面:満天星国におけるブランド管理は、商品個々に帰属するよりも、アイディアの差別化とその蓄積管理を徹底し商品種別に縛られない交流を企画する方が、異業種間の結びつきを促進し新しい開発へと貢献することが期待できる

f(8):わんわん帝國では各藩国が独自の戦力を保有し戦闘行為を行うことが、権利と義務として認められている
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 側面:わんわん帝國の各藩国では、独自の兵器開発が行われている
 側面:各藩国で行われる独自兵器とその開発情報は、藩国における最重要資産のひとつである
 側面:各藩国で行われる独自兵器開発の情報は、藩国内において厳密に管理される必要性がある
 側面:各藩国で生産される独自兵器は、安全保障の視点を重視し、一般的な商品取引とは切り離されて厳密に管理される必要性がある

 

まとめ:
先にセプテントリオンによって行われた巨大資本の投入によるイメージの売買という経済戦争は、NW全体に深刻な打撃を与え、特に各藩国の金融力が弱いわんわん帝國では、にゃんにゃん共和国という強力な金融資本を保持する経済圏に隣接することも含めて、今後もこのような攻撃が行われることに対する危機感が存在している。

このような状況に対しては、現状に対する法整備よりも、状況の予測に基づいた未来に対する防御の思想が必要になる。満天星国に存在する経済専門家は、藩国内外の経済物流の専門知識を生かし、このような状況に対処するための方法を企画することが可能である。
このひとつとしては、ブランド情報の管理、宣伝、保護といったブランドイメージ力の強化が考えられる。またわんわん帝國の商品は、にゃんにゃん共和国に比べてそのアピールが弱い傾向があり、この点でもブランドイメージの構築が求められるが、同時にわんわん帝國におけるこのような情報は、全体利益を重んじる帝國の気質を反映し、過度な競争に用いられることなく公平に管理することが求められる。

満天星国は農業国ではあるが、同時にWD産業、観光業など産業が分散してバランスの取れた産業構造になっている。しかし、現状の民族問題に端を発する藩国内の混乱に加え、NW全体で指摘される諸問題、わんわん帝國における食糧の供給過剰など、それぞれの産業が問題点を抱えて弱体化しつつあることが懸念される。これに対して満天星国の経済専門家は、商品個々に拘らずにアイディアそのものを重視してブランド情報の交流を促進し、これによって新しい開発への方向性を開拓することを提案し、実行することが期待出来る。

ただしこのような情報交流は、藩国における兵器開発分野に限っては、藩国の安全保障という視点を重視して、情報と商品を厳密に管理し、流出を阻止することが強く求められる。

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