そば粉のクッキー
えー、例によって遅まきながらではありますが。一応お年始の和風メニューということで、本年のお菓子作りを始めようかと思います。昔懐かしいそばボーロを、多めのバターでクッキーアレンジに挑戦です。
元祖のそばボーロは、そば粉100パーセントで重曹を膨張剤に、卵とちょっとの油だけで作るのだと思いますが、それだと生地はかなり固くてまとまりにくく、扱いに技が必要になるんですよね。で、今回は薄力粉と半々、バターもたっぷり使って柔らかめの型抜き生地にしてみました。重曹は独特の風味がそば粉によく合うので、どちらかというとスパイス的に、やはりベーキングパウダーと半々になっています。
そば粉や片栗粉の粘らない粉を1~2割ぐらい使うと、クッキーはさっくりと出来上がるのですが、今回は半々になっているので、かなりほろっとした口当たり、ほんのりぐらいの重曹の匂いで、食べやすい風味に仕上がりました。
カステラがポルトガルから伝わった南蛮菓子、というのはよく聞く話だと思いますが、語源には諸説あって、この「bolo」の方がケーキの意味なんですね。じゃあクッキーはなんていうのかと思ったら、「bolinhos」だそうで、小さな焼き菓子とか、そんな感じの意味なんでしょうか。日本語ではケーキからクッキー、ビスケットにスコーンと、細かく色々と区別したがりますが、現地ではざっくりと焼き菓子程度の意味で、同じ名前に色んなアレンジが混ざっていることが多いのかなと思われます。
背景には、お馴染み濱文様さんのてぬぐいに、和菓子用お懐紙の菓子敷きを敷いております。お正月用ではないんですが、東京駅限定バージョン、この梅模様のちょっと上には赤レンガの駅舎があったりします。春の桜な絵手ぬぐいが出たら、また桜の抜型で何か作るのもいいかも。
型抜きΦ4㎝×70枚分程度 180度/12分
- 有塩バター 100g
- 砂糖 70g
- 卵 1個
- 薄力粉 100g
- そば粉 100g
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
- 重曹 小さじ1/2
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