あめいじんぐぐれいす
かたりごと
あるかなきかも
さだかではないのに。
人々の口から口へと
顕れては消え
権威の名の下に
幾たびも殺されながら
なお、ふつふつと顕れるもの
誰も知らないのに
さもあるかのように
誰もが心の奥底に
抱き続けるその影の。
太古の女神の祭
商人の陰謀
信仰の悲劇と
姿を変えながら
でも、もしも
ひとつを選べるのなら。
おのれのいのちのつきるそのあしたに
めしいた乙女に想いを伝える
ただ、それだけの奇跡を
もしも
願えるのなら。
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