つめあと
うぇすたの炎は
何を願うだろう。
過去という傷口を
広げることだろうか。
それとも
ぬぐい去ることだろうか。
何もかも
「無かったこと」にして
忘れ去るのが望みなら
それもひとつの道なのだと思う。
でも
私は、嫌。
この痛みを手放せば
私はまた、
同じ罪を繰り返すかもしれない。
流された涙の
この引き裂かれるような痛みを
忘れない。
私が
この痛みを
「無かったこと」にしてしまったら
一体誰が
あの日の私の
そしてあの日の誰かの
その苦しみを
許してあげられるの。
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