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2009年7月31日 (金)

鷲宮

動物にも
動かなくなった仲間を悼むような
「死」の認識はあるだろう
だが、原初の人々が
それをどのように認識していたのかというのは
難問中の難問のひとつだろうと思う

だが
人が簡単に死ぬことが
あまりに当たり前の世界でも
それに抵抗しようとした人々は
確かに、存在していたのだ
病と戦い
飢えと戦い
天候と戦い
時の移ろいと戦い

そうして
人々が当たり前と信じてしまっている
そういう盲信と戦ったものたち

遠い死出の旅路に
誰かが伴をせねばならないなら
生きている命と
死にゆくものへの祈りと
その両方を守ろうとするのなら

そのようにして
人型を
造ったものたちのように
異なるふたつを
両方とも
守ろうとするのなら

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