はじめの一歩
知識の豊かな方からお話を聞くのは、とても楽しいし、勉強にもなる。話が下手だとか、そういうことでは決して無いんだけれども。でもそれはやっぱり、先生の講義を拝聴しているという状況だと思う。
ただそういう会話をし続ける以上、知識の無い人間は、話を聞いているしかないでしょう? 対話の練習には、あまりならないんじゃないのかな。特に誰かさんの前でうっかりなことを言うと、即座に否定されるしね。そしてみんな、誉めてもらえるのを待っている。その意味では、出てくる意見をまず片っ端から否定しているのと、あんまり変わらなくなってしまうのが、もったいないかなと。まあ、聞く側の態度による部分も大きい訳ですが。
あるひとつの事実に対して、誰もが平等に発言出来るというのは、感想を言う部分だと思うんですよね。事実を見て、自分がどう感じるのか、その感覚については、どう思おうと自由かなと。イマジネーションの解放というのは、そういう効果もあります。
ということで。何の根拠も無いんだけれども、感想ということで。
私はサーガを読んで、ニーギが絢爛舞踏であり、全ては起こるよりも前に阻止されるのだと読んだ時。もしも彼女みたいな人が、現実に存在するのなら。竹内海南江さんのようなひとかなーと、ずっと思っていた。…まあ、最近は、ビデオを撮ってはいるんだけど、見る時間もなかなか無くて。
私が目を覚ましたのも、風が強い日だった。ふと手足を広げて、風に立ち向かって立ってみた、その時。風が自分の中を通り抜けたのかと、そう思った。あの風が、今に至るまで私を歌わせ続けている。あれが全ての始まりだったのかもしれないな。
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