Penny Black
零れ落ちた微かな呟きを、辛うじてヤガミが聞きつけた次の瞬間、はるかの身体が弾けたようにぴょんと立ち上がった。その勢いのまま、床に広がったプリントアウトの波を蹴散らして、あたふたと歩き出しながら、首を無理に捻ってはるかは顔だけで振り返り、後方へと声を投げた。
「お、お嬢、あの人、ドックの入り口のとこにいるのね!?」
「ウィッカ、やはりご存じなのですか?」
「分かんない、分かんないけどちょっと行ってくる!!」
そう言い捨てるなり、はるかは唐突に走り始めた。予想通りのその反応に、ヤガミは不機嫌な舌打ちの音を隠しもせず響かせながら、滑るように移動してはるかの背を追った。
「…MAKI、彼らの会話が拾えるな。音声をここへ中継しろ。スイトピーは状況に応じて陸戦他必要なクルーを招集してくれ。現状艦橋が空だ、判断は任せる。」
「えっ、俺が先任じゃねーのかよ!」
「スイトピーの方が状況を把握してる。頼んだぞ、お嬢。」
「了解致しました。」
「ちえーっ。」
盛大な不平の声を上げるタキガワになど、構ってはいられないとでも言いたげな、滅多に見られない素早い身のこなしを披露して、ヤガミの姿もまたハンガーを飛び出して行く。その背を見送って、ハンガーにMAKIの傍受した人形達の和やかな笑い声が、小さく響くのを確認しながらも、スイトピーはほっとしたような声を上げた。
「でもウィッカのお知り合いなら、あの方と争うような事態にはならなくて済みそうですわね。良かったわ。」
「へー、スイトピーが誰かの肩を持つなんて珍しいじゃん。」
「あら、だって…。」
「なんかかっこいいもんねー、あの人。」
「えっ!?」
「ねえ、やっぱりエノラもそう思うでしょ?」
人形のように小さなマイト達の談笑する声が、鮮明にハンガーへと中継され始めたのに負けじと、ハンガーとしては珍しい華やかな女の子達の会話が、天井の高い空間を圧して反響し始める。その姦しさから取り残され、呆然と立ち尽くしたタキガワは、モニター上に映し出された黒髪の男の人形が、切れ長の瞳の端で、ちらりと視線を送ったのに気付かなかった。小さなその姿こそが、きちんと意志を持って生きて己の視覚を持ち、雑談に興じるハンガーの面々の立つ位置を、捉えてでもいるかのように、的確な方向へと視線を流した黒髪の人形は、まるで、自分の噂をしている会話が、ちゃんと聞こえているとでも言いたげに、ふとその笑みを深めた。
はるかよりも遅れてハンガーを出たその距離を、律儀にも正確に守りながら、脇目も振らずに駆けて行く青い制服の背を追跡していたヤガミは、入港ドックから都市船内部へと細く伸びた通路に入り、周囲の目が無くなったのを確認して、急激に足を速めた。普段はどちらかといえば、のんびりとした動作のはるかだが、必死に駆けてゆくその速度は、意外に侮れない俊敏さである。とはいえ、夜明けの船から相当な距離を駆け続けて、さすがに息の上がってきたらしいはるかは、一気に差を詰めて追い付いたヤガミへ、驚いたように振り返りはしても、その足を緩めるつもりは無いらしかった。
「…ヤ、ヤガミ…けっこー走るのはや…。」
「顔見知りに間違いないのか。」
「え、わ、分かんな…。」
「だからその分からないというのは何なんだ。」
「あの、あのね、ヤガミ…。」
ヤガミの声に、久々な本気の怒気が渦を巻いた。反射的にはるかの腕を掴んで、その足を止めてしまおうとする衝動と、辛うじて戦っているヤガミの緊張は、はるかにも伝わっているのだろう。ぜいぜいと息を切らせながら、はるかは傍らを併走するヤガミへと顔を向けて、見たこともないような困り切った表情で唇を彷徨わせた。だが、次の瞬間、はるかはぶるぶると頭を振るって、悲鳴のような声を上げた。
「ごめん、やっぱり言えないっ。」
「おい、はるか!」
「お、お許しをもらえたら、話すから、もうちょっと待ってお願いっ。」
杓子定規な決まり事を端から蹴飛ばして歩くはるかには、全くもって不似合いに前時代的な、「お許し」というその言葉に、ヤガミはむっと口元を引き結んだ。俺の許可を求めるようなことはしたこともないくせにと、八つ当たり紛いに頭の中で喚いてから、ヤガミはようやく己の推論を絞り出した。
「……CBの関係者なのか?」
ヤガミとしては、それは最大限の譲歩だった。確かにあのCBの命令だというのなら、はるかは滅多なことで口を割ったりはしないだろう。黒い人魚の意向を蔑ろにするのは、さすがのヤガミにも憚られた。が、ヤガミのその好意を無にするようにして、はるかはさらに声を上げた。
「か、関係者、ええっと…そ、それも言えないの、ごめん、ヤガミ!!」
はるかの声が、狭い廊下を抜けて急に広くなった空間に、大きく響いた。都市船から火星の海へと繋がる艦船入港ドックに、万が一の事態が発生した場合には、気密に対する被害を最小限に食い止める目的で、意図的に細く造られた通路を抜けて、都市船の出入ロビーへと辿り着いたのである。都市船出入時のIDや手荷物チェックが行われるこの空間は、死角を少なくする目的で、これも意図的にだだっ広く造られているのが、火星では一般的だった。戦争が終結し、火星全体が曲がりなりにも平和を取り戻した現在においても、都市船という閉鎖的な居住空間に対する侵入行為を防ぐための、文字通り水際に当たるこの場所は、何処でも比較的厳重なチェックシステムが残されている。都市船上陸許可を得る為の、チェックゲートに足を止められたはるかは、透明性の高い素材を多用して、見た目だけは開放的な印象を与える扉の向こうへと視線を走らせた。
既に出船審査を終えた人間しか入れない、都市船の中でも外でもない混じり合いの空間に、数人の人影が立っていた。先程ハンガーに映し出されていた人形と同じ、イイコやマイト、そしてもう一人である。ボディチェックと身分証明の僅かな間でさえ、もどかしげにしきりに首を伸ばして、そちらを伺っていたはるかは、いざゲートが開いた途端に、まるで何かに怯えたかのようにして勢いを削がれ、とぼとぼと数歩を進んだところで、また立ち止まった。さして広くもない緩衝地帯に佇んでいた人影達が、はるかに気が付いて振り返る。こちらもせかせかとチェックゲートを抜け、傍らに並んだヤガミへは振り返りもせず、はるかは立ち尽くしたまま、じっとその三人目の人物を見詰めていた。
「あ、ウィッカさん。」
「良かった、ウィッカ。スイトピーに話聞いた?」
イイコとマイトとが、そう声を上げながら駆け寄って来る。それに少し遅れて、黒いスーツを身に付けた、すらりと細身の男が、彼らを追い掛けてゆっくりと歩き始めた。ついさっき見ていた小さな人形と同じく、癖の無い艶やかな黒髪をした、眼鏡の男である。細い手足がひそとも音を立てず、滑らかに運ばれながら近づいて来るその様を見て、ヤガミは思わず、ごくりと緊張の息を飲み込んだ。ただ歩いているだけなのに、躍るように美しい軌跡を描くその手足の運びは、あのCBの歩みにそっくりだったのだ。すると、まるでヤガミのその狼狽に気が付いたとでも言いたげに、縁の細い華奢な眼鏡の下の、その口元が、柔らかな笑みを形作った。
「あの、ですね、その、えっと……。」
黒髪の男の、余りに整った微笑みに、一瞬気を取られたヤガミの隙をついて、はるかがよろめくように数歩を前に進んで、懸命に言葉を選んで話し始めた。背後に続く男へと道を譲るように、左右に分かれたイイコとマイトには目もくれず、はるかは魅入られたように、男の微笑みだけを見詰めている。いつもなら、誰に対しても不思議な程細かく気を回すはるからしからぬ、一途なその眼差しに、ヤガミは隠しようもなく顔を歪めた。
「あの、あ、き……。」
そんなヤガミに気が付きもせず、何かを話し始めようと言葉を掻き集めていたはるかは、突然何かに気が付いたらしく、はっと息を飲んでぴんと背筋を伸ばした。そして、勢い良く身体を折って深々と頭を下げなら、大声を張り上げた。
「お、お帰りなさいませっ。」
その唐突な言動に驚いた一同の視線が、はるかへと集中する只中で、こちらは少しも動じることなく、奇妙な程に音を立てない漂うような足取りで進んだ黒髪の男は、如何にも楽しそうな笑いを含んだテノールの声で、言葉を返した。
「随分仰々しいな。みふゆにそうしろと言われたのか?」
「え、は、はいっ、あの…。」
「土岐と呼んでもらって構わないよ。久しぶりだね、はるか。」
「は、はいっ、と、土岐、さま?」
「…みふゆと同じ事を言うんだな。でも、”様”はいらない、土岐でいいよ。」
「は、はいっ。」
まるで幼い子供を慈しむような、何処か中性的で柔らかな笑みを浮かべて、はるかと話した黒髪の男は、唐突にくるりと向きを変え、不意を突くようにヤガミへと視線を定めた。その時になって始めて、ヤガミは、美しく整った笑みの形に反し、その男の瞳が、少しも笑っていないことに気が付いた。
「で、君がヤガミかな。初めまして。」
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コメント
>JJRCさま
こちらにもコメントどうもありがとうございました。
はるかが何者であるのかは、「絢爛舞踏祭」というゲームと、そのバックボーンである「無名世界観」に準拠しながら、個人的な解釈に基づく設定を加えて構築しています。「無名世界観」はゲームデザイナー・芝村裕吏氏が構築した、多数のゲームや物語群を内包する多世界構造の世界観です。ライラ編のコメントでもお話しましたが、この物語は二次創作であり、全部の設定を物語の中で消化することも目指していません。その点では最初から不親切な物語であり、申し訳ないです。
「絢爛舞踏祭」でのプレイヤーは第七世界を介して絢爛世界に召喚される介入者ですが、それが可能なのは、他世界からの介入を中継するOVERS・SYSTEMが存在するからです。OVERS・SYSTEMは確かに「ネットワーク世界に出現した神のごとき知覚力、記憶力、情報処理能力を保有する知類。ネットレース。ある意味本当の神である。」と設定されています。はるかという存在は彼女自身とOVERSの複合体であり、時々出てくる得体の知れないものがOVERSの側の彼女だと思って頂ければ、ちょっとは分かりやすいかもしれません。
ゲーム「絢爛舞踏祭」においてプレイヤーは「希望の戦士 最も新しい伝説」と呼ばれ、世界の危機と戦って運命を覆す存在であると同時に、その余りの戦闘能力の高さのために最終的には世界から災厄として排除される存在でもあります。ゲームのエンディングに幾つかの解釈はあると思いますが、はるか編の物語でのヤガミは、はるかを召喚をお膳立てした張本人であると同時に、ラストバトルにおいては彼女を抹殺するつもりだった人物として設定しています。彼の人物造形はゲーム内に存在するAIに準拠しているつもりですが、やはりAIは実際の人物よりも感情が不安定でやや精神的には幼い印象だったので、それをそのままキャラクターとして描写しています。
ですが、普通の物語のように表面的な描写にのみ留めていれば、その不安定さは特に目立たないで終わってしまうと思いますので、内面と外見のギャップを描写することを主眼に、こういった文章表現を選択しています。文体としては三人称の形態を取っていますが、実質この物語の主人公はヤガミであり、変形の私小説のような視点で描いています。はるかを中心に物語が展開するのは、実質ヤガミの意識の中心にいるのがはるかだから、ということです。
絢爛世界は第六世界群のひとつであり、第六世界同士であれば一定の法則の元に他世界間を移動する方法があります。はるかの妹、なつきは第六世界にいて、はるかとヤガミが向こう側の世界へ移動した時の事件がマスカレードのシリーズです。なつきが登場するメインの物語は、現在「電網適応アイドレス」というネットワークゲームで参加している満天星国の設定に準拠して、別館でSSとして掲載しています。バトルメードの設定は満天星国のものです。
https://ura-nekomichi.way-nifty.com/i_dress/cat7626222/index.html
はるかが頻繁に歌ったり踊ったりすることは、無名世界観的な設定上の必要性もありますが、彼女が歌舞音曲を生業とする一族の者であることによります。ただ、人前で行き成りやったりはしないにせよ、私自身もそこそこ似たような性格ですので、原型の私が電波な人間だから、ということでいいのではないでしょうか。
ただこうした二次創作的な性格とは別として。
このブログにおける文章表現の個人的方針は、物語の設定全部を分かりやすく懇切丁寧に噛み砕いて表現するということを目指していません。申し訳ないですが、私はそういうストーリーテリングの手法が、自分が読む場合でも好きではないからです。直接の表現をしないからこそ伝わるものがあると考えますし、伏線を追い掛けて物語に仕掛けられた謎を読み解いていく、その為には、読み手もちゃんと頭を働かせて物語世界に向かい合いたい、そういう分かりにくい作品こそが私の好きな物語だからです。
キャラクターの設定にしても、はるかが他者の感情を感じ取るエンパシー能力を持っているということと、その為に彼女が他者に対して当たり障りなく無難な人物でなくてはらならいことが、イコールだとも思いません。確かにはるかのキャラクターは、気まぐれでいい加減、感情の起伏が激しいくせのある性格と設定しています。だからタキガワは、彼女に対して怒る権利を持っているし、物語としてもそれを否定したつもりはありません。喧嘩しないから仲がいいというような表面上の人間関係は、少なくともゲーム「絢爛舞踏祭」ではAIに飽きられてしまいますね。
本来なら、いい加減なレースをしたということについて、はるかはヤガミからあの後みっちりお説教を食らうことになるでしょう。それがどうしてああいう流れになってしまうのかは、物語として描写したつもりではいましたが、それをお伝えできなかったということは、私の描写能力の不足であって、これだけ描き続けたことが無駄であったと、それだけのことでしょう。
私の拙い物語を読んで頂いて、真剣にコメントを下さったことには大変感謝しております。
発信された文章をどう受け取るのかは読み手の自由であり権利であって、それを発言することも自由だと思います。ですが、物語はこういうものと自分好みの決めつけに当てはめて、そこからはみ出しているから駄目と言われても、申し訳ないですがそれは私の好みじゃないからと申し上げるしかありません。世間に認められたありきたり以外のものを描きたいので、このような場末で細々と物語を描いております。もしもこんな不親切なサイトに、それでもまだお付き合い頂けるというのであれば、どうぞまたお越し下さい。お待ちしております。
投稿: あぎ@管理人 | 2013年6月 3日 (月) 19:00
最後に一つだけ言わせて下さい。
私はあなたの作品、物語が大好きです。
本当に何回も読みました。
あなたが描く世界
あなたが想う気持ち
それらを拾いたくて、ずっと探していました。
失礼な事を書いているのだと分かっていますが、どうかお許し下さい。
大好きだから
勿体無く感じてしまうのです。
こんなにも長い時間
執筆されている事に、尊敬すら感じています。
お忙しいとは思いますが
続編など出来上がりましたら、また読ませて頂きたいです。
大変長々と失礼な事を書き
申し訳ありませんでした。
投稿: JJRC | 2013年5月30日 (木) 19:58
人それぞれ
感じ方や感性は違います。
だからかも知れませんが
ヤガミがやたら子供に見えてしまう。
少しの事で動揺したり、不安になったり、感情を抑えられなかったり…
誰にも嫉妬心や不安感、幸福感などはありますが
やはり
全ての人が、はるかの基準(レベル)で動いてしまってる感が否めません。
パートナーシップの方でも少し触れましたが、やはり
描写が度を超え過ぎており、オーバーリアクションなのが気に掛かります。
キャラ達のバランス感をもう少し尊重して欲しいです。
はるかは主人公なので、思い通りに表現できても
やはり、感情移入や理解に苦しむ場面が少なくありません。
具体的には、突然歌う。踊る。などです。
神秘的であり、幻想的である。
そんな思いとは裏腹に
どこか突拍子もなく、物凄く悪い表現になってしまいますが、どこか
電波な感じがします。
でも
BALLS達が歌う。
その場面は気に入って居ます。
物語の中では酷く抽象的で、謎なままですが
どこか神秘的で美しく、とても好きな場面です。
ただ、他の節々に出て来る
はるかが歌ったり、踊ったりする場面は
どこか、自分の姿に酔っていると言うか…
心情も、感情も
伝わって来ません。
ヤガミがはるかを想っていれば、突然始まった。奇妙な瞬間も愛でる事が出来るかも知れませんが…
投稿: JJRC | 2013年5月30日 (木) 19:51
そして思ったんですが(感じたんですが)
きっと
はるかは誰に対しても心を開いてないんじゃないかなって
ヤガミや仲間に対して
真摯に向き合う事が出来てないんじゃないか…
そう思ってしまったんです。
当たり障りない態度
ちょっとムラがあってイタズラな態度
お互いを傷つけない距離
ただ、八方美人な様な…
誰も傷つけない代わりに、誰にも干渉していない。
ヤガミに対しても同じく
まるで
中学生が恋愛してる様な幼稚さを感じてしまうのです。
そんな思いを感じながら
もう一度読んでみると、よく分かります。
心の持つ意味
相手と自分の心情
そして、愛情
それらがどこか置いてきぼりになってしまっている。
それらが残念でなりません。
投稿: JJRC | 2013年5月30日 (木) 19:31
あの時のエノラ、いや…タキガワの思いが分かりますか?
試行錯誤の上、新しいRBを作り上げた。
その想いを託され、それに応えようと、必死になっている。
文字通り
命を懸けている。
テストパイロットとは常に死に瀕している。
一歩間違えれば死んでしまう。
エノラや整備班がどれだけ優秀でも、それは変わらない。
どれだけ危険であるか、不安も恐怖もあったであろう。
それでも
仲間への想いを託され、その想いに応えようと死力を尽くした。
仲間への信頼と責任。
それが死を乗り越え、限界を超えた力なんじゃないのか…
そんな相手に(ヤガミを含む、全ての人に)対して
あの態度はあり得ない。
ミスはあるだろう。
死の危険や危機に直面しなければ発揮出来ない力…
それがあるにしても、あれはないんじゃないだろうか…
乗り気ではない
勝手に駆り出された
だから
真剣になれない
そうだとしても
命を懸けて臨んだ相手に、それはないんじゃないかと
タキガワも勝ち負けにこだわった感がありますが(描写だと)
レースの最初から
エノラやタキガワや仲間達、つまり相手の心情も分からず
乗り気じゃない態度
そしてレースでのミス
そんなはるかの態度に我慢がならず
怒ったんだと、それが勝ち負けに執着するとの形で現れてしまったんじゃないかと思います。
それに対し
勝ち負けだけが必要なの?大事なの?ってセリフは
ただの言い訳にしか聞こえません。
あまりに子供じみた言い訳で
それに気付かないみんなも(ヤガミやタキガワすら)
やはり理解し難い内容になっていると思います。
投稿: JJRC | 2013年5月30日 (木) 19:15
でも、一番理解出来ないのが
『はるか』自身です。
正に全知全能。はるかが右と言えば右。左と言えば左。…と
全てはるかが正しく
はるかの思考や心情を中心に、全ての人物がたち振る舞っている事です。
それであるにも関わらず、人の気持ちを察する。不思議と感じる。など
相反する内容になっているんではないかと感じました。
それが特に顕著に書かれていたのは、RBレースの時です。
ヤガミが勝手に持ち上げたにしろ、あの態度はその参加者、全てに対して失礼極まりないのではないでしょうか。
エノラと若手整備班が次世代のRBを目指し作り上げた。
それは、とても素晴らしく
そして、RBの可能性と、未来への希望であったのは間違いないと思います。
また、それに掛ける情熱、仲間との信頼関係。責任。
それを一心に背負い、全力で応えようとしているタキガワに対して、あまりにも不謹慎過ぎはしませんか?
RBと言う名の希望
それを託したエノラに、託されたタキガワ。
その二人の思いを踏みにじって、それが当たり前の様に…
それが間違っていないかの様に書かれている。
理解も納得も出来ずに居ます。
投稿: JJRC | 2013年5月30日 (木) 18:57
初めまして。
はるか編、読ませて頂きました。その感想です。
まず、はるかって何者ですか?
第7世界からの介入者
そもそもそれが間違ってますか?
最初に疑問に思ったのは、まだ普通の義体だったであろう頃
『妹』なる言葉が出てきた時です。
妹から送ってもらう(もらった)など
第7世界からの介入者であるならば、現実世界の妹から…?
それとも2250年代に妹が?
書き手は理解しているのでしょうが、読み手は置き去りにされたまま
都合の良い仕様になっていて、納得出来ませんでした。(終盤でバトメが登場しますが)
投稿: JJRC | 2013年5月30日 (木) 18:42