とんび
特殊と一般がごちゃごちゃだな。イメージ的にはいいところを突いているかもしれないけど。物理的ものさしと同期して条件の峻別を行わないと、そのケースでたまたま観測された現象と、法則としてより汎用的に起こり得る現象との区別が付かない。半端な要約ではなく原文に当たろうとする姿勢はもちろん評価できるけれども、かといって文脈を自力で腑分けするには読解の訓練が足りていない。
平面航法投影の言葉が出てくるのは、物理的空間の機序に従った立体感よりもモデリング後のシンプルな図形で認識した場合を示唆している。これが浸透してしまった世界においては、何故アームの名称としてそれが名付けられたのか、その特殊性を逆回しにする認識を持つことはとても困難になるだろう。
大量のイレギュラー情報が発生しただけでは、本来なら、七つの世界全ての軌道に干渉することは出来ない。通常型ゲートが伝達するパラメータは、あくまでも可能性という指標に限られている。「巨大な可能性の発生」と「グランドクロス」は等価では結べない、普通なら。これが特殊なケースであることの証左として、七つの属性全てをカクテルしている混沌、だから「灰色」の「泡」になる。
こういうのを野放しにすると、どんどん第一に引きずられて法則性が歪んでいく。それを防ぐために、正しく「七番目」の理に基づいて介入が可能なチャンスを待たなければならなかった、だからこそのアイドレス。
と、いうことで。
ダッチと言いながら、オランダではないかもしれない。じゃあ。
ドイツと、断言もしていないのかな。ドイツ系、それはドイツ系アメリカ人の意味ではなく。アメリカに至るよりも前からドイツそのものではなくて、ドイツなのかオーストリアなのかボーランドなのか、とりあえず、あの辺というのも、有りな訳だ。
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