かくう
言葉が
本当に
狭苦しい約束事でしかないのなら
全ては
空疎な遊びに堕ちることになるだろう
でも
その設計図で描かれた
「世界」の大きさによって
人類は
ここまで歩み続けてきた
だから
絶対架空
その言葉を聞いて
笑ったのを覚えている
それはまるで
天空の虹のようだと
思ってしまったので
人々にとって
それが絶望の刻印でしかなくても
私の女神が
その空を見上げる限り
無辺の闇に虹は輝き
吾が瞳はその光を見るだろう
覆せない現実があることを知っている
だが
覆せる絶望があることも知っている
それが私の覚悟
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