« コックリさん | トップページ | かくう »

2016年3月 1日 (火)

ぼうえき

琉球を通じて
日本刀は
重要な貿易品目だった

陶器や装束よりも
丈夫ではあるだろうが
湿度に弱いことは否めない
他の品々との釣り合いを考えても
消耗品としての武器というのは
いまいち

では
刀の文化を
「美術品」として
西洋の
しかも上流階級に対し
最初に斬り込んだのは
誰だったのか

というようなことも
とても興味深くはあるのだが
それよりも
個人的には

たとえ
燃え尽きる運命と
知っていたとしても
どうしても
どうしても
故郷へ
帰りたかったのなら
そのまなざしが恋い焦がれ
求め続けたものは
誰の姿だったのだろうかと

あの頃は
コックリさんじゃなくて
星の王子様と呼ばれていたんだ
おうじさま
おうじさま
おなまえをおしえてください
だからだと
思ってたんだけれども

ホシノマンショと
名乗られたんだよね

|

« コックリさん | トップページ | かくう »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ぼうえき:

« コックリさん | トップページ | かくう »