ほたる
高校の教育カリキュラムが
過渡期の変な時代だったので
ていうか
高校そのものが変だったけど
文系だが
選択生物を取っていたりして
理系なのに
試験で点を取りにくい科目は
元々人気がない
人数も少なかったし
先生もまた一風変わって
面白い実験を色々とやらせてくれた
…生イカの、解剖とか
実験後
網焼きと塩辛になる訳だが…
実験の度ごとに
基礎情報から仮説を立て
計画、実験、検証と
ルーチンを丸ごとやらせてくれた
思い込みのミスリードとか
黙って見ていて
如何に自分の仮説を自分で棄却するのか
そういう訓練
同年代で同じ学校へ通って同じ体験をしていても
きちんと自分の腑に落ちるまで
納得した人間というのは
どんどんレアになっていくだろう
だから、まあ
自分で失敗するというのは
とても大切だと理解はするんだが
こう浸透度がいまいちなのは
記憶力があれなこの頭で
良く覚えているのは
蛍光の実験
酵素を二種類
乳鉢の中で
ごりごりと
蛍火が集まって
修復ってのは
魔術として
有りなんだな
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