空っぽ

幼い子供の
願いを込めた手紙を
自分の都合で
破り捨てるような奴は
未来を放棄したも同じ
もう
エースなんかじゃない
ましてや
竜に
ごめんねと
涙を流せるような少女を
破滅に荷担させるような輩は
　
どうしてもやりたければ
自分の手を汚せ
汚い仕事からでも
学ぶことはあるだろう
それが出来ない頭でっかちに
学べるものなんて無い
その意味が
理解出来ないならば
何十万年かけようと
お前達が
何がしか「識る」時は
来ない
　
期間中
エースは使えないと
言われていた
では
それが許容できない
物理的要件がある
逆に言うなら
エースが使えるのなら
物理的には違う場所
向こう側の約束事に
縛られる必要もない
　
小さきもの達よ
幼子の祈りを
その心が奏でる
物語をお聴き
優しいとは何だろう
幸せとは
何だろう
営々と
気の遠くなるような長きに渡り
人々が問い続けた
旅路の証し
その道を伝える
ひとつながりの
流離の物語を
いつか、たどり着く
その約束を謳う物語を
　
その旅は
まだ終わっていない
何度でも書き換える
それが
最も新しき