あぷすー
星
それは
真空の砂漠に点在する
オアシスのよう
とはいえ
可能性は
それだけでは
平衡状態を保ち
ただ
可能性のままでしかない
それが
何者かであるという
つまり、偏りを得るためには
何らかのインパクトが必要になる
巨大な重力を持つ恒星では
他者の存在は難しい
一方
地球のように
命にあふれた
惑星では
第五単独では
幻獣のようかもしれない
では
意志を持つ
人と交われば
大気という渦の
こごるところ
第一第七のクロスと
第五第六の
人とが揃うのなら
天が割け
地が割れ
海が押し寄せて
雷に打たれた木の股から
生まれるもの
それは
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