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2019年1月27日 (日)

きそうほんのう

貴種流離譚というのは
つまるところ
帝王学だ
外を知らない
内向きの君主は
いずれ
一族を滅ぼすだろう
それを回避するための
人類の叡智のひとつ
 
文字が
存在するのなら
民族もまた
再構される
黒い頭の民が
何処から来たのか
誰も知らない
でも
 
穀倉地帯の大平原の民は
山羊の性格を知るだろうか
山羊と羊の関係性
それが統治の極意であることを
民族が再構されるのなら
伝説もまた
再構されるだろう
だから
彼らは確かに
高き峰より来たんだ
高いということの利を
知っているから
その似姿を築いた
 
山脈は
何処へと続いているのか
それは
宝石の島かもしれない
じゃあ
その歌は
再構されるのか
その祈りは
 


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