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2019年2月10日 (日)

あんびりかる

ある世界で
使えたちからが
別の世界では
使えない
それにより
命を繋いでいたものを
移動させたなら
 
事実と
事実の間に
空白があり
どうにかして
繋ごうとする時
それは
動き出す
宙へと
橋を架けるように
道筋は
見えなくとも
未来を指し示す
その指先だけが
 
かばん語な上に
子音しかない
 
それは
呉越同舟の
嘘吐きの城
でも
未来の何者かを
救えるかもしれない
最後の砦
舟ですらないかもしれない
四角い設計図を
もしも
きちんと組み立てられたなら
全部を
救えるかも
そんな
手品の函

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