ゆうき
彼方より来る
星のかけら
彼岸と此岸との
波打ち際
刹那の息吹より
生まれ出で
灼熱のゆりかごに
育まれし
漆黒の結晶
だが
それらは
みな
仕組みであり
辻褄であり
器でしかない
命の奇跡と
その極みである
人間の可能性のポテンシャルを
疑うべくもないが
型という
からくりの内に
それら
全てを乗り越える
意志は
宿るだろうか
自己保存は
ただの本能だ
そうは見えない変態も
根を辿れば
結局保身でしかないことは
往々にしてある
それら数多の星屑から
本当の
本物
ただのゆうきは
見付かるだろうか
それこそが
真の
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