ふぇいく

騙りものとは
一体
何なのか

ずっと
不思議だった
どうして
あの文化圏に
あのような女帝の国が

母が先か
娘が先か

禍福のように
真偽もまた
あざなえる縄の如く

全てが
めでたしめでたしという訳ではない
続く悲劇の時代もある
それでも
大いなる闇を
覆したのが
少女達の
無垢なる憧れだったとするなら

その数多の
バリエーションの中に
全てを再び覆し
たわいないハッピーエンドに還る
そういうルートが
あってもいいんじゃない？