まくろとみくろ
まくろのシステムを
解き明かす必要がある
それは
事実として
みくろを巻き込んで
押し流すちからを
持っている場合がある
が
そこに
みくろのひとつの生存は
織り込まれていないことが
ほとんど
燎原に広がる狂気の炎のように
みくろのシステムは
とても精密に組み立てられて
緩みのない循環を
実現しているかもしれない
だが
新造のまくろは
そうではない
システムそのものの
持続可能性すら
ろくに計算出来ず
目隠しをしたまま
断崖を進む
巨人のよう
或いは
霧の中を進む船のよう
| 固定リンク
コメント