こすもす

古い
ビジョンを

寂しくて
探して
出会って
でも
ひとつに溶け合えば
また、独り

互いに引き合う性質は
行き過ぎれば
何もかもが
団子になってしまう
せっかく
彼方へと飛び去りながら
版図を
広げてきたのに

その似姿は

想いを
束ね過ぎれば
自他の区別すら
全てひとつに
溶けてしまう
強大な、唯一無二
でも
それでは
いずれ
内圧で崩壊が始まる
他世界との整合性が
保てない
ひとつでありながら
多様を許容すること
それが
秩序の似姿
では

この
空間というグリッドを
支えるものは
何なのだろう